ソフトウェアビジネスで、大切なこと
ソフトウェアビジネスで大切なことは、ソフトウェアの機能じゃないんだよね。
ソフトウェアも、「頭」で考えて選ぶ時代ではなく、「心」で選ぶ時代。
100円の時計も、1000円のカバンも、性能にそこまで大きな差はないように、
ソフトウェアも、機能比較の○×にはほとんど差はない(無くなっていく)。
機能は、必要条件であることは間違いないけど、十分条件とはならない。
そのソフトウェアをさわっていて、なんとなくいいか?どうか?
もう一度、さわりたいか?どうか?
ソフトウェアの画面を通しての、「おもてなし(心のコミュニケーション)」が大切。
でも、これだけでは、十分ではない。
広告表現から、ウェブ申し込みフォームのエラーメッセージ、気の利いたユーザマニュアル、営業の立ち振る舞い、サポート電話での声の張りに至るまで、全ての接点で、心のこもった「おもてなし」をしてはじめて、想いが伝わり、選んでいただける。
ソフトウェアサービスも、飲食業界に近い。
飲食店では、料理をつくり、盛りつけをして、環境を提供して、ウェイターのサービスがある。
この「料理」の部分が「ソフトウェア」に変わっただけで、その他の要素については、きわめて近いと思う。
もう一言、付け加えると、こうした考えを製品単位ではなく、会社全体として展開していかなければならないし、時間をかけて、沿革にあらわれる物語を語ることが、信頼になっていく。
ソフトウェアビジネスも、いろいろと変化のタイミング。
他のビジネスと違って複製コスト低いという特徴があって、心って見えにくい要素があって、
ひとりではできないけど、小さな組織で、大きなインパクトを与えることができる。
って、おもしろいです。
※誤解があるといけないので補足しておくと、エンジニアの役割が低下しているという意味ではなく、むしろ担当範囲はとても広くなったりもするけど、どこまでか?ということは組織や個人の状況によっても変わるものであいまいだし、意味がないと思います。
Comments
エンジニアからの立場でのコメントとして「ソフトウェアサービスも、飲食業界に近い」同感です。
匠的なエンジニアは基本的なアルゴリズを純粋に使おうとします。
板前に近い所があると思います。
ただし板前さんは料理の純粋な味を求める事に注意が行過ぎて、個々のお客の気持ちまで上手く配慮が出来ていないこともあると思います。
市場が求めるものを正確に把握し、ニーズに合った盛り付けを知っているか知らないかだけで、流行るお店になるかならないか、決まってしまいますよね。
市場が求めているものをわかっている人間であればおもしろい事象ですが、エンジニアから見ると、その程度の料理が何故世間で騒がれているのかまったくわからないですね。
比喩ばかりのコメントですが、基本的に同感してます。
私も同じような体験出来るよう頑張ってゆきたいと思いました。